【犬の祖先はオオカミ?】
人間にとって一番身近な動物は犬です。
数千年も前から、犬と人間は密接な関係を築いてきました。
よく、犬のルーツはオオカミだと言います。
たとえば、アラスカン・マラミュートとシベリアン・ハスキーは
シベリア・オオカミによく似ています。
しかし、チワワやマルチーズなど、体形や大きさが
似ても似つかない犬種が居るのはなぜでしょう?
19世紀になって、科学者のチャールズ・ダーウインは
「大きな犬はオオカミから、小さい犬はジャッカルから進化した」
と定義づけました。
シベリアやヨーロッパの森林オオカミは、体高約80センチ。
一方、ヨーロッパ・アフリカ・東南アジアにいるジャッカルは
どれも体高40センチ程度です。
どう猛な性質のオオカミと違い、ジャッカルはとても温厚です。
また、オオカミは肉食動物ですが、ジャッカルは雑食性のところが
犬に良く似ていました。
【犬の祖先は犬?】
二十世紀になって、K・ローレンツ博士が、「犬の大部分の祖先はジャッカルだ」
と言う説を発表しました。
しかし、研究が進むにつれ、「犬の祖先はジャッカル」と言う説は
あり得ないという事が分かってきました。
ジャッカルとオオカミとの雑種からは、子孫が残せない
と言うことが分かったのです。犬との雑種も同様でした。
やがて血液の研究により、ジャッカルと犬とは、あまり近い
種類ではないことが分かったのです。
一方、オオカミと犬の雑種は、健康な子供を
産むことができました。
またその後、「今は死滅した野性犬が祖先だ」という説が
提出された時期もありました。
オオカミともジャッカルとも違う、野性犬と言う種類がいて、
家犬はその野性犬とオオカミの二種類の子孫だと言う説です。
しかし、この説を裏付ける証拠は、全くみつかっていません。
これらのことから、「犬の祖先はオオカミ」というのが
一番有力と言えるでしょう。
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